伊豆箱根鉄道、すべらない砂で合格祈願 修善寺駅で28日、受験生に配布

 伊豆箱根鉄道(三島市)は28日、電気機関車の車輪にまいて空転を防ぐ砂を袋に小分けした「すべらない砂」を、駿豆線修善寺駅(伊豆市)と大雄山線大雄山駅(神奈川県)で配布する。入試が間近に迫った受験生の合格祈願として各100個を用意する。

受験生に配布する合格祈願の「すべらない砂」=三島市
受験生に配布する合格祈願の「すべらない砂」=三島市


 同社には1947年製の電気機関車が2機あり、現在も車両や重機などの輸送に使われている。運ぶ対象物が重いと車輪が空転する危険が高まるため、レールとの間に砂をまいてすべらないよう安全対策を行っているという。受験シーズンを前に「すべらない砂」を小さな袋に入れ、合格祈願の絵馬をデザインしたパッケージとともに受験生に配る。
 28日午前10時から配布し、なくなり次第終了。同社の担当者は「受験生が緊張して空回りせず、自分の実力を発揮して志望校に合格できるように」と思いを込める。

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