命の大切さ伝える 死亡事故の遺族が講話 浜松聖星高

 浜松市中区の浜松聖星高校は24日、規範意識の向上などを目的とした「命の大切さを学ぶ教室」を校内で開いた。約4年前に三女を交通事故で亡くした築地秀将さん(56)=静岡市葵区=が講師を務め、1、2年生約460人が交通安全意識の大切さを学んだ。

命の大切さを高校生に説く築地さん=浜松市中区の浜松聖星高校
命の大切さを高校生に説く築地さん=浜松市中区の浜松聖星高校

 築地さんの三女みのりさん=当時(16)=は2019年4月、葵区豊地の交差点で大型トラックと衝突し、亡くなった。築地さんは事故の状況や当日のみのりさんの様子を振り返り、大切な娘を失った心境を涙ながらに語った。「交通事故は殺意がなくても尊い命を奪うことには変わりない。加害者への罰則を強めるべきだ」と現在の胸の内を明かした。
 事故以来、秀将さんは悲しみに暮れながらも事故現場の交差点に立って旗を振るなど、ドライバーに安全運転を呼びかける活動を続けている。「安全意識の低い運転者が存在する」と現状を説明し、「事故で命を落とすのは歩行者。交通ルールを守り、自分の命を守ってほしい」と生徒たちに訴えた。

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