「用心棒料」知人介し収受疑い 組幹部ら6人逮捕 静岡中央署など

 静岡市葵区の繁華街で社交飲食店を営む経営者から用心棒料を受け取ったなどとして、静岡中央署、静岡南署、県警捜査4課は25日、県暴力団排除条例違反の疑いで指定暴力団稲川会森田一家の幹部の男ら6人を逮捕した。暴力団組員が条例逃れのため、組員ではない知人らを介して用心棒料を受け取っていたとみて実態の解明を進めている。

静岡中央署
静岡中央署

 逮捕されたのは森田一家幹部の無職の男(49)=同市葵区駒形通6丁目=、同一家組員の無職の男(38)=同市駿河区小鹿1丁目=、無職の男(41)=藤枝市北方=、解体工の男(41)=静岡市葵区川合1丁目=、建築業の男(45)=同区瀬名中央2丁目=、塗装業の男(38)=同区南沼上1丁目=の6容疑者。
 6人の逮捕容疑は共謀して2022年12月中旬ごろ、同区両替町で社交飲食店を営む経営者から、酒の購入代金名目で用心棒料4万円を受け取った疑い。
 関係者によると、無職の男(49)の指示を受けた配下の無職の男(38)が回収のとりまとめ役を担っていた。実際には回収などは組員ではない無職の男(41)ら4人が行っており、無職の男(49)は条例違反が発覚するリスクを抑えながら、店と組の関係を維持していたとみられる。
 県警は用心棒料を支払っていた経営者の捜査も進めている。
 19年8月施行の改正県暴力団排除条例は、静岡市や浜松市など5市6カ所の繁華街を「暴力団排除特別強化地域」に指定。飲食店や風俗店などを営む事業者と暴力団との間でみかじめ料や用心棒料の授受を禁じ、支払った事業者も直ちに逮捕できるようになった。

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