柿田川(静岡・清水町)脅かす白い水草 ナガエツルノゲイトウ繁茂確認 関係者が駆除

 国の天然記念物に指定されている清水町の柿田川で昨年8月、特定外来生物の水草「ナガエツルノゲイトウ」の侵入、繁茂が初めて確認された。川を管理する国土交通省沼津河川国道事務所や有識者、地元環境保全団体などでつくる「柿田川自然再生検討会」の会合で24日に報告された。

柿田川で見つかった白い花を付けた「ナガエツルノゲイトウ」(手前)。既に駆除した=清水町(国土交通省沼津河川国道事務所提供)
柿田川で見つかった白い花を付けた「ナガエツルノゲイトウ」(手前)。既に駆除した=清水町(国土交通省沼津河川国道事務所提供)

 同事務所が既に駆除済みだが、「地球上最悪の侵略的植物」とされるほど強い繁殖力を持つ水草で、生態系や河川施設への悪影響が懸念され、関係者は状況を注視している。
 見つかったのは、狩野川との合流地点から約900メートル上流の柿田川右岸。約55平方メートルの範囲に分布し、一部は在来植物「ツリフネソウ」の群生地に入り込み繁茂していた。原因は分かっていない。同事務所は昨年12月に全て駆除した。
 検討会メンバーで水草が専門の角野康郎神戸大名誉教授は「(本流の)狩野川に入り込むと非常に厄介。この時点で根絶してほしい」と要望した。同事務所は地元団体と連携して繁殖する春から夏を中心に監視を続け、発見次第駆除する方針。
 ナガエツルノゲイトウは、南米原産の多年草。乾燥に強く、ちぎれた茎が流れた先でも再繁茂するため、全国各地で問題となっている。

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