逮捕の公安調査庁職員 着衣姿の撮影担当か 藤枝署捜査

 露天風呂に入浴中の女性を狙った組織的な盗撮事件で、藤枝署と静岡県警生活保安課などが建造物侵入の疑いで逮捕した男は、盗撮マニアのグループが撮影画像をまとめた動画を作成する上で、対象女性が衣服を着た状態を撮影する役割を担ったとみられることが24日、捜査関係者への取材で分かった。
 逮捕されたのは東京都東久留米市大門町2丁目、公安調査庁職員の男(31)。逮捕容疑は2020年3月中旬ごろ、兵庫県内の入浴施設で、20~50代の女性3人を狙い、入浴前後の着衣姿をひそかに撮影する目的で侵入した疑い。容疑を認めているという。
 同署によると、別のメンバーが知人の女性たちを入浴施設に誘い出した。施設内の休憩所などでの撮影を担当する容疑者と、山中から望遠カメラで露天風呂を盗撮するリーダー格の男の計3人で実行したとみられる。
 グループでは撮影画像を組み合わせたり、みだらな表現のテロップを付け加えたりした映像を「魔改造動画」と名付け、メンバー内で共有していたとみられる。
 公安調査庁渉外広報調整室によると、容疑者は調査第2部の所属で、主任調査官を務めているという。「職員が逮捕されたことは誠に遺憾。事実であれば厳正に対処する」とコメントした。

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