家康公ゆかりの浜松をアピール 遠鉄車両に「殿」のシート/全国駆けるラッピングトラック ドラマ館プレオープン前にお披露目

 浜松市の運輸関連事業者が21日、ドラマ「どうする家康」放映に合わせた地域活性化に協力しようと、家康公を題材に装飾したトラックや列車を相次いで発表した。22日には中区で浜松ドラマ館がプレオープンする予定。誘客ムードを官民連携で盛り上げていく。

PR電車の車内に登場した「殿のシート」=浜松市中区の遠州鉄道新浜松駅
PR電車の車内に登場した「殿のシート」=浜松市中区の遠州鉄道新浜松駅
鈴木市長から表彰を受けるコンクール入賞者
鈴木市長から表彰を受けるコンクール入賞者
ラッピングトラックの出発式であいさつする県トラック協会西部支部の渡辺支部長(中央)=浜松市中区の浜松城公園駐車場
ラッピングトラックの出発式であいさつする県トラック協会西部支部の渡辺支部長(中央)=浜松市中区の浜松城公園駐車場
PR電車の車内に登場した「殿のシート」=浜松市中区の遠州鉄道新浜松駅
鈴木市長から表彰を受けるコンクール入賞者
ラッピングトラックの出発式であいさつする県トラック協会西部支部の渡辺支部長(中央)=浜松市中区の浜松城公園駐車場


金と紫の装飾鮮やか PR電車、来年3月末まで
 遠州鉄道は車体に市のキャラクター「出世大名家康くん」のイラストを描いたPR電車のお披露目式を中区の新浜松駅で開いた。車内に金と紫の装飾が鮮やかな「殿のシート」があり、記念撮影を楽しめる。
 殿のシートは各車両に1カ所ずつあり、紫の壁面と御紋の模様が目を引く。同社の丸山晃司社長は「ぜひ多くの人に写真を撮ってもらい、一緒にPRしてほしい」と願った。
 車内で「家康公と浜松」子ども絵画コンクールの表彰式も開き、鈴木康友市長が入賞者に賞状を手渡した。作品を車内に掲示している。PR電車の運行は来年3月末まで。運行時間は同社「赤電ブログ」内で紹介する。

走る広告塔「浜松を盛り上げ」 年度内8両予定
 静岡県トラック協会西部支部はラッピングトラックの出発式を中区の浜松城公園駐車場で開いた。浜松の魅力をPRするトラックが全国を駆け抜ける。
 ラッピングデザインは同市の提供。両側面に浜松城と馬上の徳川家康、葵(あおい)の御紋、同市の街並みなどを描いた。前方には4月から努力義務化される自転車乗車時のヘルメット着用を呼びかける横幕を装着した。
 同協会の渡辺次彦西部支部長はあいさつで「走る広告塔として浜松を盛り上げ、浜松をPRする活動に役に立てれば」と述べた。同市の官民でつくる「家康プロジェクト推進協議会」への協力で、出発式には同協議会会長の斉藤薫浜松商工会議所会頭や鈴木康友市長らが出席した。
 この日は5台のトラックがパトカーに先導されて出発した。本年度内に大型車6両、4トン車2両が走行する。

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