テーマ : 教育・子育て

東伊豆の小中一貫校設立構想 答申受けさらに議論

 東伊豆町総合教育会議は19日、町役場で会合を開き、町教委が町学校教育環境整備委から2022年12月に受けた「現在の小中4校を一貫校1校とするのが望ましい」とする答申を議論した。岩井茂樹町長は「答申は尊重しつつ、さらに議論を深める」との考えを示した。小中一貫校設立の流れは維持し、引き続き23年度も議論する方針。候補地の選定が焦点になるとみられる。

自身の考えを示す岩井町長(奥)=東伊豆町役場
自身の考えを示す岩井町長(奥)=東伊豆町役場

 答申では出生数の急減を考慮し、早急な統合の必要性を訴えている。「一貫校の適地は現在の熱川小か熱川中」と指摘していて、早期設立が困難な際は中学の先行統合も視野に入れるよう添えていた。
 岩井町長は「人口減の中、学校の統合をまちづくりと併せて考える」と強調。公共交通の整備などと学校統合の連動性に触れ、専門家の意見を取り入れながら幅広く話し合うべきとの考えを示した。その上で、県教委の高校再編の議論も注視する必要があるとも述べ、委員からも賛同の声が上がった。

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