「目標持ち努力楽しもう」 東京五輪ソフト「金」山崎さん 森町・宮園小で教室

 東京五輪ソフトボールの金メダリスト山崎早紀さん(掛川市出身)が19日、森町の宮園小を訪問した。静岡県の「オリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業」の一環。6年生が講話や実技指導などを通じてオリンピアンと交流を深めた。

児童らの前で実演する山崎さん=森町の宮園小
児童らの前で実演する山崎さん=森町の宮園小

 山崎さんは講話で自身の体験を紹介。小学2年でソフトボールを始め、競技人生の中で故障などさまざまな壁に直面したと振り返った。その上で、そうした困難を乗り越える力の大切さを説き「努力を楽しみ、目標に向かって最後まであきらめないこと。後悔しないように頑張ってほしい」と語り掛けた。
 実技指導では、キャッチボールやバッティングに挑戦。山崎さんが打撃、守備の実演を行うと、児童は素早い送球や力強い打球に歓声を上げていた。少年野球チームでプレーする鈴木慶一君(12)は「努力を楽しむという言葉が印象に残った。自分も目標を達成できるよう頑張りたい」と感激した様子だった。
 県は公立小中学校を対象に本県ゆかりのアスリートの派遣などを行っている。

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