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特養ホーム希望者減 5462人 4月時点 静岡県調査「ニーズは高い状態」

 静岡県がこのほど発表した2022年4月1日時点の県内特別養護老人ホームの入所希望者は5462人だった。前年度の調査から353人減ったが、県は「ニーズは高い状態が続いている。今後も施設整備などを計画的に進める」としている。
 県内309施設が対象。このうち原則として入所対象となる要介護3以上の人は417人減の5069人だった。希望者減少の背景には、認知症高齢者グループホームやサービス付き高齢者向け住宅などの受け皿が拡大したことがあるとみられる。
 6カ月以内の入所を希望した在宅の人は、要介護3以上で182人減の1744人。このうち1人暮らしで介護者が不在などの理由で入所の必要性が高いと判断された人は47人減の685人だった。
 市町別の入所希望者は静岡市が792人で最多。浜松市666人、富士市404人、焼津市338人、沼津市316人が続いた。
 2021年度の退所者は5785人。22年度の施設整備による33人分の定員増を合わせると要介護3以上の希望者数を上回り、「数字上は1年間のうちに希望者の入所が可能な状況」(介護保険課)という。

 

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