西伊豆町長と住民が意見交換 認定こども園 小中一貫校建設

 西伊豆町は16日、文教施設整備事業の地区懇談会を始めた。宇久須地区を皮切りに、安良里、田子、仁科、大沢里の5地区で20日まで開催する。宇久須地区では住民ら約50人が参加し、星野浄晋町長らと認定こども園と小中一貫校の建設に関して意見交換した。

認定こども園と小中一貫校建設について意見交換した懇談会=西伊豆町宇久須
認定こども園と小中一貫校建設について意見交換した懇談会=西伊豆町宇久須

 建設を巡っては2022年11月、有識者らでつくる文教施設等整備委員会が町の方針である同町仁科の先川地区が建設地として妥当とする答申書を町に提出した。2027年度以降の早期開設を目指している。
 星野町長は「ベストは難しいが、ベターな提案をできるよう意見を聞いていく。子どもたちが安全に通学、教育を受けられるようにする」とあいさつ。教育委員会が、これまでの経緯や建設地の選定理由を説明した。
 参加者からは、防災面の対策を懸念する声や町の説明不足を指摘する意見のほか、建設地の農用地区域(青地)の除外手続きに関する質問があった。

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