「鎌倉殿」大河ドラマ館が閉館 来場者数19万人 伊豆の国

 伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公になった昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて市推進協議会が同市の韮山時代劇場に設置した大河ドラマ館が15日、閉館した。来場者数は目標の10万人を大幅に上回る19万5838人だった。

大河ドラマ館の総来場者数が発表された閉館後の式典=伊豆の国市の韮山時代劇場
大河ドラマ館の総来場者数が発表された閉館後の式典=伊豆の国市の韮山時代劇場

 同日は閉館時間の午後5時に合わせ、大河ドラマ館のスタッフが登場人物の似顔絵が描かれたうちわを振って来場者を見送った。閉館後の式典で総来場者数が発表され、関係者が1年間の取り組みをたたえ合った。山下正行市長は「スタッフのおもてなしがすばらしく、大成功だった。市民のこの団結力を今後のまちづくりに生かしたい」と述べた。
 同劇場では同日、手作り雑貨や飲食物が並ぶマーケットや市民有志の吹奏楽演奏、大河ドラマ撮影の美術スタッフによる講演会などを行い、家族連れらでにぎわった。大河ドラマ館の同日の来場者は1558人で、館内は終日混雑した。西川哲司館長は「市民の協力、支援によって来場者数の目標を上回った」と感謝した。
 大河ドラマ館は昨年1月15日に開館した。

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