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知的障害者相談員ら 災害時個別避難計画学ぶ 静岡

 知的障害者の保護者らでつくる「県手をつなぐ育成会」は14日、知的障害者相談員らを対象とした研修会を静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開いた。県内から約60人が参加し、災害時に備えた要支援者の個別避難計画について理解を深めた。

要支援者の個別避難計画について理解を深めた研修会=静岡市葵区の県総合社会福祉会館
要支援者の個別避難計画について理解を深めた研修会=静岡市葵区の県総合社会福祉会館

 講師を務めた県健康福祉部企画政策課の勝又斗紀夫さんは、計画の概要や狙いを解説した上で「いかに計画内容の実効性を高めていくかが課題」と説明。計画作成に向け、福祉の専門知識を持つケアマネジャーや知的障害者相談員の協力が求められているとした。
 計画作成は市町の努力義務にとどまり、自治体によって進捗(しんちょく)状況に差が生じている。同会の小出隆司会長は「(避難計画に頼ることなく)今後も地域で障害者を助け合える顔の見える関係づくりが大切になる」と呼びかけた。

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