アルゼンチン・タンゴに欠かせぬ音色 バンドネオン、どんな楽器? 浜松市楽器博物館で企画展

 浜松市中区の市楽器博物館で14日、アルゼンチン・タンゴで使われる楽器「バンドネオン」を紹介する企画展「おくり魅かれる風・音色 バンドネオンの謎と真実」(静岡新聞社・静岡放送後援)が始まった。5月9日まで。

バンドネオンの歴史を紹介するパネルなどが並ぶ企画展=浜松市中区の市楽器博物館
バンドネオンの歴史を紹介するパネルなどが並ぶ企画展=浜松市中区の市楽器博物館
バンドネオンを演奏する小松さん(右)
バンドネオンを演奏する小松さん(右)
バンドネオンの歴史を紹介するパネルなどが並ぶ企画展=浜松市中区の市楽器博物館
バンドネオンを演奏する小松さん(右)

 バンドネオンは、アコーディオンと同じように蛇腹を押したり引いたりして演奏する蛇腹楽器。会場には、バンドネオンがドイツで開発された歴史や、アルゼンチンに渡った経緯を紹介するパネルのほか、バンドネオンなど実物の楽器約20点が並ぶ。楽器を実演する動画を通じて音色を聴くこともできる。
 初日は、同展を監修した世界的なバンドネオン奏者小松亮太さん(49)が鶴田雅之館長と対談した。小松さんは、バンドネオンは和音が作りやすいように、ドレミ順でボタンが配置されていないことなどを解説した。その上で「アコーディオンと間違えられることが多いが、音色が全く違う。怒りや悲しみといった感情をストレートに表現できる」と楽器の魅力を語った。

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