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麻機遊水地周辺 「千本桜」目指し植樹 地元の地域活性化チーム

 静岡市葵区の麻機遊水地周辺を市民の憩いの場にしようと、地元住民や元地権者らでつくる遊水地第2工区活性化チームが11日、同工区の堤防の周りに桜の木を植樹した。「遊水の千本桜プロジェクト」と銘打ち、多くの人でにぎわう場所づくりに取り組む。

ソメイヨシノの若木を植樹するチームメンバーら=静岡市葵区加藤島
ソメイヨシノの若木を植樹するチームメンバーら=静岡市葵区加藤島

 同遊水地は大雨の際に近くを流れる川の水を引き込み、一時的にため込む施設。4工区に区切って整備が進められ、一部は公園として活用されている。同チーム代表の佐塚賀一さん(85)は草木が生い茂り環境や治安上の懸念がある区画もあるとして「手入れする必要がある。遊水地は元は農地で、先祖が一生懸命開墾してきた場所。大切にしていきたい」と、プロジェクトに込めた思いを語る。
 今回植樹に着手したのは葵区加藤島にある第2工区の一部で、県と市が共同で遊歩道を整備している周囲1・4キロのエリア。初回の11日は、同チームメンバーらがソメイヨシノの若木4本を植えた。今後、市民らから寄付を募り、まずは同エリアへの50本の植樹を目指すという。
 佐塚さんは「プロジェクトの名の通り、遊水地を千本の桜で囲むのが夢」と意気込む。

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