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国際協力学び成果発表 静岡県内の高校生がタイと交流

 静岡県ボランティア協会と静岡リバティライオンズクラブは8日、県内の高校生が海外のボランティア活動や国際交流について学ぶスタディツアーの報告会を静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開いた。タイで活動するNGOや現地の高校生らとオンラインで交流した参加者が、社会問題への関心を高めた経験を発表した。

研修会を通じて学んだことを発表する高校生=静岡市葵区の県総合社会福祉会館
研修会を通じて学んだことを発表する高校生=静岡市葵区の県総合社会福祉会館

 参加者は公募に応じた県内の高校1~3年生。昨年10~12月に計3回、青年海外協力隊員やタイで貧困問題解消に取り組むNGO関係者、現地の高校生らと交流した内容を1人ずつ語った。
 富岳館高2年の相馬太郎さんは、タイの高校生と意見交換した経験について、「うつ病やスマホ依存など日本と共通する課題もあると知った」と振り返った。
 スタディツアーは1980年代にタイ国内のカンボジア難民キャンプを同協会が視察したことを機に始まった取り組み。例年は高校生がタイを訪問していたが、新型コロナウイルス禍の影響で2年連続のオンライン開催になった。

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