テーマ : 富士市

希望胸に 二十歳の門出 東部各地でつどい【沼津/富士/富士宮】

 静岡県東部の市町で8日、「二十歳の集い」が開かれた。人生の節目を迎えた若者らが式典や関連イベントに臨み、一層の飛躍を誓った。

「祝い弁当」を受け取る20歳の新成人ら=富士宮市粟倉の富士根北公民館
「祝い弁当」を受け取る20歳の新成人ら=富士宮市粟倉の富士根北公民館
三本締めで今後の活躍を誓い合う参加者=富士市のロゼシアター
三本締めで今後の活躍を誓い合う参加者=富士市のロゼシアター
地元の課題について独自の視点で市長らに質問した二十歳の議会=沼津市議会議場
地元の課題について独自の視点で市長らに質問した二十歳の議会=沼津市議会議場
「祝い弁当」を受け取る20歳の新成人ら=富士宮市粟倉の富士根北公民館
三本締めで今後の活躍を誓い合う参加者=富士市のロゼシアター
地元の課題について独自の視点で市長らに質問した二十歳の議会=沼津市議会議場


富士宮 住民の愛情詰めた「弁当」 富士宮市と市教委は市内各地で「二十歳を祝う集い」を開いた。各中学校区の実行委員会運営で地域ごと特色ある式典をつくり、20歳となった約千人の門出を祝った。
 富士根北中学校区では、式典や交流会を富士根北公民館で開き、25人が出席した。地元のボランティアグループ「エプロン倶楽部」が前日から準備してきた手作りの「祝い弁当」が一人一人に贈られた。弁当には赤飯や唐揚げ、エビチリ、だて巻きなどと愛情を詰めた。メンバーは「ここで生まれ育った子どもたちはわが子のよう。これからの支えの一つになれば」と願いを込めた。
 代表してあいさつに臨んだ金融機関職員の植松延行さん(20)=同市=は「地域で祝ってもらえて、みんなうれしい気持ちでいっぱい。地域に恩返しをしていきたい」と感謝した。

富士 活躍誓う手締め 富士市では名称が「はたちの記念式典」と改められ、ロゼシアターで出身中学別の2部制で執り行われた。対象者の約68%にあたる1754人が手締めで活躍を誓い合った。
 式典では、幼少期の思い出が詰まった写真や中学校の恩師からのビデオメッセージが上映された。懐かしい顔ぶれの登場に、参加者は何度も歓声を上げた。
 実行委員長の鈴木翔さん(19)は「民法改正で昨年4月からすでに大人だけれど、式を節目に、さまざまな挑戦ができる大人になりたいと改めて思えた」と、襟を正した。
 市立高チアリーダー部の演技や富士高書道部の映像出演も、20歳の門出を祝う場に花を添えた。

沼津 「議会」開催 市長に質問 沼津市では市内中学校区などの代表者18人による「二十歳の議会」を市議会議場で開催。頼重秀一市長をはじめ、定例会で答弁する部長級職員が並ぶ中、3人が一般質問を行った。水産業振興や子育て支援、小中一貫教育について、将来の故郷を案じる独自の視点で頼重市長と奥村篤教育長に今後の方針をただした。
 同市の集いは17の中学校区単位で行い、1297人が出席した。

いい茶0

富士市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞