演劇触れ仕組み学ぶ 「静岡あたらしい学校(あた小)」、3月舞台へ準備
静岡市葵区牛妻のオルタナティブスクール「静岡あたらしい学校(あた小)」は3月に披露する、地元の人的・物的資源を活用した「あるもんで演劇」に向けた準備を進めている。

出演者や舞台道具の制作など役割分担のある演劇を作り上げることで、誰もが主人公になれることを子どもに実感してもらうのが目的。昨年12月下旬、日常に演劇を届ける団体「テーブルシアター」(同市駿河区)を同校に招き、子どもたちが民話「三びきのやぎのがらがらどん」の演目を鑑賞。1~6年生約15人がセットの仕組みや絵本を劇にする表現の仕方を学んだ。
岩崎瞭太さん(11)は「迫力があった。椅子のようなたたいて音が出る道具はまねできると思った」と笑顔を見せた。酒井田愛香理事長は「見て触れて、実際の演劇がどのようなものか知って生かしてほしい」と話した。
オルタナティブスクールは「もう一つの学校」と呼ばれ、NPO法人などが子どもの主体性を重視した学びの場として運営する。