裾野・保育士処分保留で釈放「捜査継続必要と判断」 地検沼津支部
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、静岡地検沼津支部は26日、暴行の疑いで逮捕、送検された当時の女性保育士3人を処分保留で釈放したと発表した。理由について「今後も捜査を継続する必要があると判断した」とした。処分保留は23日付。
いずれも6月に、沼津市の女性(30)は女児の顔を押した疑い、裾野市の女性(38)は男児の足をつかんで宙づりにした疑い、長泉町の女性(39)は別の男児の頭を殴った疑いで、今月4日に裾野署に逮捕された。
園や市によると、このほかにも虐待行為が繰り返されていたとされる。県警と検察は任意捜査を続け、他の行為についても刑事罰の対象になるか慎重に調べる必要があると判断したとみられる。