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区画整理本格化 家屋解体工事に着手 JR沼津駅周辺鉄道高架化

 沼津市のJR沼津駅付近鉄道高架化に関連した「静岡東部拠点第二地区土地区画整理事業」のうち、JR東海道線と御殿場線に挟まれた車両基地周辺12・5万平方メートルの区域で20日、家屋の移転に向けた建物の解体が始まった。高架工事を前に、土地を整理する事業が本格化した。

JR沼津駅高架化に関連した区画整理事業で始まった家屋の解体工事=20日午前9時20分ごろ、沼津市富士見町
JR沼津駅高架化に関連した区画整理事業で始まった家屋の解体工事=20日午前9時20分ごろ、沼津市富士見町

 同日午前9時過ぎから、同市富士見町の旧JR東海社宅の2階建て建物を重機が取り壊し始めた。約9千平方メートルの敷地に15棟ある旧社宅は、2025年度に解体完了の見込み。空いた土地は御殿場線の高架や側道、新たな住宅地とする計画。
 07年度に始まった同事業は沼津市が主体となり、車両基地周辺と同市片浜地区の新車両基地周辺5・8万平方メートルで進めている。総事業費は約117億円。現時点で事業完了は38年3月末としているが、県による高架関連工事の完了が41年度まで遅れる見通しで、事業期間が延長される可能性がある。
 今回の解体は今年6月、事業区域内で現在の土地権利者が新たに使用できる土地を指定する「仮換地の指定」が行われたのを受けて実施された。区域には現在106軒があり、このうち約9割が事業に理解を示しているという。

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