フロン濃度上昇は潤滑剤成分検出か 10月、浜岡原発4号機

 中部電力は19日、10月下旬に浜岡原発4号機(御前崎市佐倉)の原子炉建屋地下2階でフロン濃度が上昇した事案について、潤滑剤に含まれる成分に検出器が反応した可能性があると明らかにした。この階にある空調設備からのフロンの漏えいはなかった。
 中電によると当時、検出器から約12メートル離れた場所で機器の点検作業が行われ、作業員が潤滑スプレーを使用していた。フロン濃度の検出器の設置場所に空気が流入したとみられる。検出器は炭化水素やアルコールなどにも反応する仕組みで、中電は「フロン以外も検出することを現場に表示する」としている。

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