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給食時の「黙食」緩和を通知へ 静岡市教委 会話可能に、各校で状況判断

 新型コロナウイルス対策として小中学校で実施している会話を控えた給食の「黙食」について、静岡市教育委員会は16日午前にも、市内の小中学校に制限緩和を通知することが分かった。市教委によると、新型コロナ禍で現在は黙食が一般的になっていて、通知により多くの学校で給食時に子どもたちの会話が戻ることになる。
 文部科学省は11月、給食中について「会話は可能」と全国の都道府県教委などに通知した。静岡市教委は子どもの健全な成長には、コミュニケーションを通じた楽しい給食の形がふさわしいとして制限緩和を決めた。
 従来は「会話を控える」としていた指導内容を、「座席配置の工夫や適切な換気の確保などの措置を講じたうえで、大声でなければ会話をしてもよい」に改める。
 各校の制限緩和の状況については、感染者数や保護者反応などにより柔軟に対応する。市教委の担当者は「会話を強要する通知ではなく、実情に応じて学校ごとに時期や程度を判断してもらう」と説明。実施は年明け以降になる学校もあると見通した。

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