自転車競技「強い気持ちで」 五輪出場の脇本雄太選手 三島・徳倉小で授業

 三島市を拠点に活動する自転車競技のチームブリヂストンサイクリングに所属し、昨年の東京五輪で7位となった脇本雄太選手がこのほど、徳倉小を訪れて交流授業を行った。6年生約60人が受講し、競技にかける思いなどに耳を傾けた。

競技用の自転車を見せて説明する脇本選手=三島市立徳倉小
競技用の自転車を見せて説明する脇本選手=三島市立徳倉小


 脇本選手は国民体育大会での優勝を経て目標を「世界一」に掲げ、五輪への出場に向けて練習を重ねた日々について語った。初出場したリオ五輪は「出るだけで精いっぱいだった」とし、満を持して出場した東京五輪でも「何が起こるか分からない。準決勝を勝ち上がれなかった」と振り返った。五輪出場への思いとして「賞金はなくても出たい。強い気持ちを持ち続けるのが大切」と述べた。
 児童からの質問にも応じ、競技用の自転車を示しながらレースでの体験談などを披露した。練習方法や体調管理にも触れ、テクニック、パワー、メンタルの「心技体がそろって自転車競技は成立する」と話した。

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