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私の事業、道筋鮮明に 1カ月半かけ課題解消 富士市創業塾報告会

 富士市の中心市街地で展開する起業家を育成する「まちなか創業塾」の最終報告会が12日夜、同市交流プラザで開かれた。塾生3人が1カ月半かけて練った事業計画を経済団体関係者や地元の経営者らに発表した。

事業計画を発表する最終報告会=富士市の市交流プラザ
事業計画を発表する最終報告会=富士市の市交流プラザ

 煎茶道の講師として拠点を構えたい望月希美さん(38)は、茶商品開発の協力など対応可能な仕事の幅をアピールした。宮脇浩樹さん(27)はクラフトビールの販売所を開き、5年後に独自の醸造所を構える目標を語り、牧田美菜子さん(34)は企業からデザイン業務を受注して「デザインに対価を払うという意識を地元に根付かせたい」と話した。
 3人は将来像を述べた上で、料金体系や目標の受注量、開業後数年分の資金計画を示した。聴講者からは販路開拓の想定などの質問が寄せられたほか、協働事業を申し出る経営者も現れた。
 創業塾は合宿を含む計3回のセミナーを通して事業内容や資金計画の課題を解消した。

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