「ペッパーで防災学びを」 プログラミングの全国コンテストへ 浜松聖星高生挑む

 浜松市中区の浜松聖星高の1、2年生7人が本年度、プログラミングの全国コンテスト「STREAMチャレンジ」(来年3月開催、超SDGsラボ主催)に向け、人型ロボットのペッパーで災害への備えを学ぶ仕組みづくりに挑戦している。

災害への備えを学ぶプログラムを組み込んだロボットを運用する生徒=浜松市中区のザザシティ浜松中央館
災害への備えを学ぶプログラムを組み込んだロボットを運用する生徒=浜松市中区のザザシティ浜松中央館

 同校は前回大会でフードロス削減をテーマにプログラムを組み、最優秀賞を受賞した。今回は1年生3人が洪水への備え、2年生4人が避難後の対応をテーマに参加する。
 1年の小野田茜さんは「今年は豪雨が多くて、自宅近くも浸水した。洪水時の心構えをペッパーで学べるようにした」と話す。2年生チームは、避難時の車中泊で注意が必要なエコノミークラス症候群などを学べる機能をプログラムした。
 10、11の両日はそれぞれの機能を組み込んだ2台のペッパーを同区のザザシティ浜松中央館に持ち込み、買い物客に体験してもらった。2年の木野姫李さんは「災害関連死の減少に役立つ開発につなげたい」と意気込みを語った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞