自作祭り屋台模型 町内会に寄贈 御前崎の松井さん

 御前崎市池新田の会社役員松井利彦さん(75)がこのほど、自作の祭り屋台の模型を地元の東町町内会に寄贈した。模型は東町公民館に飾られている。

松井さんが自作した祭り屋台の模型=御前崎市池新田の東町公民館
松井さんが自作した祭り屋台の模型=御前崎市池新田の東町公民館

 模型は長さ1メートル、高さ1・2メートルで、実際の屋台の5分の1の大きさ。生来の祭り好きが高じ、「作ってみたい」と10年前から少しずつ工作してきた。ケヤキ材を加工して骨組みを作り、太鼓の革は実物と同じ革を使用。獅子や七福神の彫り物は彫刻刀と機械を駆使して仕上げた。螺鈿(らでん)細工を施したり、祭り衣装を着た人形を乗せたりと細部にもこだわった。
 「中途半端に終わったと思われたくなかった。完成してよかった」と松井さん。寄贈を受けた東町の酒井一正町内会長(66)は「年月をかけて精巧に作られた屋台をいただけてありがたい」と喜んだ。

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