寸又峡温泉60周年 関係者集い、今後の繁栄を祈願

 川根本町の名湯「寸又峡温泉」の開湯60周年を記念した式典が7日、同町千頭の寸又峡公民館で行われた。寸又峡美女づくりの湯観光事業協同組合などの関係者が出席し、今後の繁栄を祈願した。

記念式典であいさつする望月代表理事(右奥)=川根本町千頭の寸又峡公民館
記念式典であいさつする望月代表理事(右奥)=川根本町千頭の寸又峡公民館

 寸又峡温泉は1957年12月7日に千頭で掘り当てた源泉から、62年に約4キロ下流の大間集落まで湯を引き、3軒の温泉旅館が開業したのが始まり。今年は9月の台風15号により寸又峡温泉の名所「夢のつり橋」が通行止めになったことで観光地として大きな打撃を受けた。同組合の望月孝之代表理事は「温泉を支えてきた先人の方々や利用者に感謝したい。今後はつり橋の集客力に頼るばかりではなく、魅力ある観光資源の発掘にも努めたい」とあいさつした。
 温泉が湧き出た日に開催する温泉感謝祭の神事も行われ、参加者は玉串をささげて、寸又峡温泉の発展を願った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞