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不適切保育、未然防止を 磐田市が臨時園長会 相談窓口も開設

 裾野市の保育園で保育士3人が園児を虐待したとされる事件を受け、磐田市は6日、市内の保育園、幼稚園、こども園の臨時園長会を市総合健康福祉会館iプラザで開いた。職員とのコミュニケーションを密にするなどして、暴言や暴行など不適切な保育の未然防止を図るよう要請した。

不適切な保育の未然防止に向けて開いた臨時園長会=磐田市総合健康福祉会館iプラザ
不適切な保育の未然防止に向けて開いた臨時園長会=磐田市総合健康福祉会館iプラザ

 公私立52園の園長らが出席した。草地博昭市長は「忙しい中で働く職員の心身のケアに気を配ってもらいたい。子どもを安心して預けてもらえるよう、保護者との信頼関係もつくってほしい。市も一緒に寄り添っていく」と強調。不適切な行為があった場合は速やかに市と情報共有し、連携して対応することも求めた。
 市は、保育士ら職員が悩み事などをメールや電話で相談できる窓口を幼稚園保育園課に開設したことも報告した。不適切な保育があった場合の通報も受けるという。
 園長らは各園の現状や課題について意見交換するグループワークを行った。公立こども園の女性園長(58)は「(事件は)あってはならないこと。定期的なチェックや職員同士の話し合いを行い、子どもの人権を守る意識を徹底していきたい」と話した。

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