浜松市天竜区の緑恵台土砂崩落 撤去に土木費流用

 浜松市は5日の市議会建設消防委員会で、天竜区緑恵台で起きた土砂崩落に関し、斜面上部に残っている土の撤去費用として1億7300万円を土木費から予算流用すると報告した。設計、測量の上で早期着工を目指す。
 市によると、崩落原因となった無届けの盛り土の量は約8100立方メートル。9月の台風15号で約3400立方メートルが崩落し、斜面下側の住宅3棟が損壊、3人が負傷した。斜面に約4700立方メートルが残っていて、市はシートで覆うなど応急対策を施しているが、今後崩れる可能性のある土が3320立方メートルあるとして撤去を決めた。
 市は一連の対策費用を負担しているが、今後責任の所在が明らかになった場合は請求を検討する方針。

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