東レアローズ3位 地元戦敗れる バレーボールVリーグ男子
バレーボールのVリーグは4日、三島市民体育館などで行われ、V1男子の東レは1-3で堺に敗れ、今年のリーグ戦を10勝4敗の3位で終えた。

第1セットを失った東レは第2セット、富田将馬(沼津市立高中等部出)、小沢宙輝のサーブが走り、西本圭吾のブロックも要所で決まって取り返した。だが第3、4セットは堺のエース、シャロン・バーノンエバンズを中心とした攻撃の前に、守勢に立たされた。
■奮闘若手 後半守勢
4敗目を喫したものの今年のリーグ戦を3位で終えた東レ。ミドルブロッカーの高橋、李ら主力を故障や不調で欠きながら、アウトサイドヒッターの富田と小沢、ミドルブロッカー西本ら、若手中心の布陣で上位争いに食らいついた。
この日はパダルの調子が上がらない中、小沢が強打で16点、富田が15点と3年目コンビが躍動。西本もブロック7本と速攻で4得点と存在感を示した。西本は「欲を出し過ぎず、タッチを取ってレシーブで上げてもらうように心がけた」と前日の反省を生かした。
ただ、セットを重ねるにつれて攻撃が単調になった。セッター酒井が得意とするバックアタックを堺に封じられ、東レの強みである速攻も繰り出せず。サイド中心の攻撃は「勝負どころの1点の精度で負けていた」と小沢。富田も「チャンスはあったのに取り切れず、相手の勢いに押されてしまった」。
リーグ戦再開は来年1月7日。篠田監督は「ここまで若手が頑張ってくれているが、年明けにはデータがそろい研究される。相手の対策を上回るようにしなければ」と、チーム力を高めていく。
▽男子1部
堺10勝4敗 3(25―20 23―25 25―23 25―21)1 東レ10勝4敗