「あしなが募金」 静岡市葵区で協力呼びかけ
あしなが育英会(東京都)の奨学生を中心とするあしなが学生募金事務局はこのほど、親を亡くした子どもたちのための奨学金を募る街頭活動をJR静岡駅周辺で行った。コロナ禍のために街頭募金は3年ぶり。

県内在住の奨学生や高校生ら計約70人が活動した。奨学生らは募金箱を手に「奨学金のおかげで大学進学の夢をかなえられた」「学生のために善意を」などと通行人に協力を呼びかけた。浄財は遺児や障害者家庭の子どものほか、アフリカの遺児のためにも活用される。
5月から展開している全国募金リレーの一環。コロナ禍による収入減や離職、転職により遺児や障害者家庭の困窮が進んでいる。あしなが育英会学生募金課の角田諭史課長補佐は「街頭活動を通して遺児の窮状を知ってほしい」と述べた。