富士宮市 3年連続8位の壁突破 赤坂選手、兄の雪辱果たす【市町対抗駅伝】

 富士宮市は3年連続8位の壁を越え、7位入賞した。7区の赤坂歩哉選手(15)=富士宮富士根南中3年=が区間3位の好走でチームを勢いづけた。前回大会で脱水症状による悔しい思いをした兄の侑磨さんの雪辱を果たした。

後続にたすきをつなぐ赤坂選手(左)=第7中継所
後続にたすきをつなぐ赤坂選手(左)=第7中継所

 赤坂選手は7位でたすきを受け、全国上位の富士市の佐藤新太選手と並走。6位に押し上げて悲願の7位以上を後続に託した。
 チームの底上げに手応えを持って臨んだ昨年は、5区の侑磨さんが区間24位で順位を落とし、赤坂選手はうつむく兄を目に焼き付けていた。区間中盤で佐藤選手に差をつけられても、気合を入れ直して食い下がった。
 目標は過去最高の6位以上を兄弟ともに代表として迎えることだ。「チームに貢献できたと電話しようかな」と笑った赤坂選手。ひとまずは大学で競技を続ける兄に7位の吉報を届ける。

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