受講生戯曲 俳優朗読 三島でSPAC講座「喜びと恥ずかしさ」
静岡県舞台芸術センター(SPAC)が一般向けに開講した「書く!SPAC戯曲講座」のリーディング上演が3日、三島市民文化会館で開かれた。受講者が書いた戯曲を基に約20分のリーディング劇を作り、SPACの俳優陣が演じた。

講師の劇作家山田裕幸さん(藤枝市)が12作品から選んだ3作品を上演した。戯曲に初挑戦した作者たちは、自分が考えたせりふを俳優が情感豊かに読む様子に見入った。
作品で里親制度を扱った三島市の福田三恵さんは「テーマを決めるのが大変だったが、ブラッシュアップしながら書き直した。恥ずかしさとうれしさがある」と話した。
講座は3会場で計約50人が受講。上演を見た劇作家・演出家の詩森ろばさんは「受講者の多くが作品を書き遂げたのはすごい。これからも書き続けてほしい」と話した。
リーディング上演はほか2会場でも一般公開する。4日午後5時から藤枝市民会館、17日午後1時半から袋井市のメロープラザ。入場無料。