地方経済活性化へ討論 IT情報や活用法紹介も 焼津

 ITの最新情報や活用法を紹介する「IT経営フォーラム2022」(焼津商工会議所、しずおか焼津信用金庫主催)が29日、焼津市三ケ名の焼津文化会館で開かれた。市が進めているデジタルトランスフォーメーション(DX)の事例を踏まえ、地方経済活性化をテーマにパネル討論を行った。

焼津市のスマートシティ推進事業について紹介する瀬戸CDO(右から2人目)=焼津市三ケ名の焼津文化会館
焼津市のスマートシティ推進事業について紹介する瀬戸CDO(右から2人目)=焼津市三ケ名の焼津文化会館

 パネリストは市経済部の大本裕一部長、市の瀬戸伸亮CDO(最高デジタル責任者)、船井総研デジタルの斉藤芳宣執行役員。瀬戸氏は市のスマートシティ推進事業について紹介。大本氏は市のLINE(ライン)公式アカウントに触れ、「ほしい情報がほしいタイミングで届けることができる」と効果を強調した。
 伊豆市の中村祥子CIO(最高情報責任者)補佐官が「DXで成功している企業が実践していること」をテーマに講演。生産性向上の取り組みを企業の最優先課題に置くべきと述べ、「小さな成功を積み重ねることで、社内に変化し続ける文化を醸成していく」と持論を展開した。

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