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園バス 大半は対策 浜松市、置き去り事件受け調査

 浜松市は29日、牧之原市の認定こども園で女児が送迎バス内に置き去りとなって死亡した事件を受け、バスを運行する就学前施設に対して行った調査の結果を発表した。ほとんどの施設が基本的な対策を徹底していたが、一部施設で確認事項の記録の未実施などがあった。
 調査は、市内の認定こども園や市立幼稚園など計25施設が対象。私立幼稚園は県が担当するため除外した。
 欠席などの報告がない子どもの保護者への連絡、バス乗降車の確認は全施設が実施していた。一方で降車時に乗っていた子どもの名前、座席などを記録していたのは6割の15施設にとどまった。バス車内にセンサーなどを導入しているのは1施設、子どもに置き去りの危険性やクラクションを鳴らすといった対応を教えているのは7施設。全施設が、過去に置き去り事案はなかったと回答した。
 市は結果を踏まえ、改善が必要な施設には対応を求める。

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