予算8億円、1時間半で到達 静岡県の中小企業補助金に申請殺到 不具合で受け付け一時停止も

 静岡県が28日に中小企業を対象にした物価高騰対策補助金の申請受付をオンラインで始めたところ、申請が殺到し、1時間半で予算上限の8億円に達した。その後、他社の申請内容が閲覧できる状態になる不具合が発生し、受け付けを一時停止。コールセンターや県に問い合わせが相次いだ。

ウェブサイトで示した補助金の申請状況(28日午前11時半時点)。受付開始1時間半で予算額上限に達した
ウェブサイトで示した補助金の申請状況(28日午前11時半時点)。受付開始1時間半で予算額上限に達した

 物価高騰の影響で発生した機材購入費や広告費などの経費の3分の2、最大50万円を助成する内容。県経営支援課によると、午前10時に申請受付を開始し、11時半に確保した予算8億円を超えた。
 正午前、複数の申請者から県に「他社の申請情報が閲覧できる」と情報が寄せられ、受け付け手続きを停止した。この時点で申請額は10億円(約2700件)に達していた。
 申請できなかった事業者のために後日、申請日を1日設ける。この日申請した事業者と合わせて抽選を行い、交付先を決定する。担当者は「想定以上に申請が殺到した」と話したが、サイトの不具合との因果関係は分かっていないという。
 サイトは委託業者が運営していて、不具合の原因や漏えいした情報の範囲を調べている。
 同補助金については県議会12月定例会に2次募集用の予算10億円を盛り込んだ補正予算案を計上する予定。財源は国の臨時交付金を活用している。

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