難病の呼吸器疾患 付き合い方を解説 静岡県立総合病院医師
厚生労働省指定難病のサルコイドーシスの患者と家族でつくる静岡県サルコ友の会(神谷京子会長)は26日、医療講演会・交流会を静岡市葵区で開いた。県立総合病院呼吸器内科の赤松泰介医長が「サルコイドーシスの呼吸器疾患と上手につき合うために」と題して講演した。

赤松医長は患者の95%以上にみられる呼吸器病変の特徴をエックス線やCTの画像を提示しながら説明した。日常生活に支障をきたすせきや息切れがある場合の治療法を紹介し「薬の効果と副作用のバランスをみて使っていかなければならない」と説明した。
臓器に関連のない倦怠(けんたい)感などの全身症状についても解説し「検査法や治療法が確立していない。サルコイドーシス治療の課題だ」と述べた。