池新田高と掛川特支御前崎分校 「夢咲レザー」をPR 産業祭で展示・販売

 池新田高(御前崎市)の美術部員が、地元産の肉牛「遠州夢咲牛」のなめし革をキャンバスに描いた絵画がこのほど、御前崎市の産業祭で展示された。産業祭では掛川特別支援学校御前崎分校の生徒が手作りした革製品も販売され、「夢咲レザー」のPRに高校生が貢献した。

池新田高生が遠州夢咲牛のなめし革に描いた絵画=御前崎市役所
池新田高生が遠州夢咲牛のなめし革に描いた絵画=御前崎市役所
掛川特別支援学校御前崎分校の生徒が作った革製品=御前崎市役所
掛川特別支援学校御前崎分校の生徒が作った革製品=御前崎市役所
池新田高生が遠州夢咲牛のなめし革に描いた絵画=御前崎市役所
掛川特別支援学校御前崎分校の生徒が作った革製品=御前崎市役所

 地元の商工会関係者らでつくる御前崎レザー“夢咲”協議会(川口正洋会長)は、全国的にも高い品質を誇る遠州夢咲牛のブランド価値を生かした革製品の開発、普及に2年前から取り組んでいる。同協議会は牛1頭の約半分のなめし革(縦1・5メートル、横2メートル)を池新田高美術部に提供し、産業祭での展示に向けた絵画制作を依頼した。部員13人は御前埼灯台やカツオ、メロンなど地元の名所や特産物を油彩で描いた。
 産業祭では多くの来場者が足を止めて絵画に見入り、美術部長の2年山田なみえさん(17)は「本来なら廃棄されてしまう牛皮の良さを知ってもらう機会になったと思う」と笑顔を見せた。
 掛川特別支援学校御前崎分校の生徒は、なめし革を使ってキーホルダーとペンケース、小型のバッグを製作した。磨き工程を担当した2年の田中健二さん(17)は「先生や先輩に聞きながら質のいい製品を作ることができた」と話した。

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