テーマ : 教育・子育て

いじめ「重大事態」なし 下田市対策会議、発生状況を確認

 2022年度の下田市いじめ問題対策連絡協議会と市いじめ問題対策専門委員会の合同会議が28日、同市の道の駅開国下田みなとで開かれた。事務局の市教委はいじめの「重大事態」は発生していないとの状況を説明した。
 市教委は同年度は10月末までに、小学校で82件(前年度比14件減)、中学校で17件(同28件減)のいじめを把握していると報告した。小学校は解消済みが39件(同21件減)、中学校は0件(同12件減)。件数は減少傾向にあるものの解消案件も減っている点については、安易に解消とせず丁寧な見守りを続けている結果と強調した。
 一方、スマートフォンを使った「ネットいじめ」や、感情を制御できずに衝動的に暴力を振るう事例が増加傾向とも解説した。
 委員の1人は、当時小中学生だった浜松市の少女へのいじめ対応を巡って同市教委が3月に再調査委から不適切な対応を指摘された問題に触れ、いじめ重大事態への調査体制を盤石にしておく必要性を訴えた。

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