御前崎中の今後を考える 生徒数減へ 市民ら意見交換

 御前崎中の今後のあり方について考えるワークショップ「御前崎の中学校の未来を一緒に考えよう!」が26日夜、御前崎市白羽の市文化会館で行われた。同校OBや学区内の小学校のPTA関係者ら約20人が意見を交わした。

御前崎中の今後のあり方について意見を交わす出席者=御前崎市白羽の市文化会館
御前崎中の今後のあり方について意見を交わす出席者=御前崎市白羽の市文化会館

 御前崎中学区には御前崎市の御前崎小と白羽小、牧之原市の地頭方小の3校があり、両市が学校組合方式で共同運営する。牧之原市は2030年度をめどに榛原、相良両地域に小中一貫校をそれぞれ開校させる計画。その場合、地頭方小の児童が相良地域の小中一貫校に通うことになり、必然的に御前崎中の生徒数が減る。残る御前崎小と白羽小は年々児童数が減少している。
 出席者からは「御前崎中は残ってほしい」「御前崎市内で中学校が1校になったら通学手段はどうなるのか」など不安の声のほか、「生徒数が少なくなることのデメリットではなくメリットに目を向けるべき」といった意見が上がった。
 ワークショップは12月1日にも開き、御前崎市教委は各回で出た意見を本年度中に策定する再編計画に反映させる。

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