周囲への感謝忘れずに 浜松・浜名高で「語る会」 卒業生がアドバイス

 浜名高同窓会は24日、同校卒業生が現役生に将来に向けた助言や仕事の話をしながら交流する「先輩と語る会」を浜松市浜北区の同校で開いた。1年生約360人が企業、団体の役員や自営業者ら10人の話を聞いた。

竹内さんの話を聞く生徒たち=浜松市浜北区の浜名高
竹内さんの話を聞く生徒たち=浜松市浜北区の浜名高

 同区でうなぎ専門店「うなぎの井口」を営む井口恵丞さん=1989年度卒=は大学卒業後、店を継ぐために修行中だった20代で創業社長の父を亡くし、店を切り盛りしてきた苦労を語った。「商売は1人ではできず、私は顧客、取引先、従業員、家族のみんなに感謝している。皆さんも周囲への感謝を忘れずに」と呼びかけた。
 税理士の竹内恵子さん=75年度卒=は、間口の広さに応じて徴収された江戸時代の税金「間口税」や、同時代の松前藩が北前船に対して船の長さで税額を決めたことなどの豆知識を披露し、生徒たちの関心を引いていた。

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