人工心肺装置「ECMO」の仕組みは 沼津で「メディメッセージ」、地域医療の現状発信

 地域医療に携わる医療機関や企業などが最新機器と技術を発信する「メディメッセージ2022」(実行委主催)が26日、沼津市のキラメッセぬまづで始まった。27日まで。

心臓カテーテルの模擬手術を実演する医師=26日午前、沼津市のキラメッセぬまづ
心臓カテーテルの模擬手術を実演する医師=26日午前、沼津市のキラメッセぬまづ

 医師や看護師、放射線技師らが使用する医療機器を体験、展示するコーナーを設け、仕事内容や医療情報を分かりやすく伝えた。臨床工学技士のブースでは、手術室や集中治療室で使用する最先端の医療機器を紹介。新型コロナウイルスの治療で活躍する人工心肺装置「ECMO(エクモ)」も披露され、血液を管で体外に引き出し、肺の代わりに酸素を供給して体に戻す仕組みを解説した。
 現役医師が心臓カテーテルや腹腔(ふくくう)鏡を使って胆のうを摘出する模擬手術も披露した。ドクターヘリのチームによるトークライブなども人気を集めた。
 イベントはコロナ禍で3年ぶりに実施した。

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