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プロ野球2軍球団構想 静岡市長「地方創生へ歓迎」

 静岡市の田辺信宏市長は25日の定例記者会見で、プロ野球のオーナー会議で承認されたファームリーグ拡大構想に絡み、都内の企業が静岡市を本拠地とする2軍球団の新設を目指していることについて「プロ野球界が裾野の拡大に動き出した。地方創生の観点から歓迎したい」と期待した。
 関係者によると、金融事業を手がける会社「ハヤテインベストメント」(東京)が2024年シーズンを目標に、2軍球団の新規参入に名乗りを上げている。市営の清水庵原球場が本拠地の有力候補に挙がっている。
 ファームリーグ拡大構想は全国各地での野球振興と裾野拡大が目的。イースタン、ウエスタンの2軍リーグ戦のみに参加する新規球団を23年春をめどに2球団公募する。現在の12球団が本拠地を置く都道府県以外で活動することが条件になる。実現すれば、2軍戦は計14球団で行われる。
 田辺市長は会見で、初当選した11年市長選でプロ野球の地元球団を創設する公約を掲げて以来、日本プロ野球12球団合同トライアウトなどの大規模行事を市内で開催してきたと実績を強調。「下支えをしながら機運を高めてきた。その成果が今回の話に結びついた」と語り、今後の議論を見守る考えを示した。

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