日本代表が掛川でジュニア指導 アーチェリー静岡県内出身3選手

 トップアスリートがジュニア世代を指導する県のドリカムスタート事業のアーチェリークリニックが23日、掛川市のつま恋リゾートで開かれ、杉本智美(28)=ミキハウス、浜松商高出=、山内梓(24)=近大職、同校出=、渡辺麻央(19)=日体大、富士市出身=の日本代表3選手が小中学生、高校生にアドバイスを送った。

山内選手(左)ら日本代表3人が小中高校生を指導したアーチェリークリニック=掛川市のつま恋リゾート
山内選手(左)ら日本代表3人が小中高校生を指導したアーチェリークリニック=掛川市のつま恋リゾート

 昨年は東京五輪に山内選手、世界選手権に杉本、渡辺の両選手が出場した。今年10月の栃木国体は成年女子団体の本県チームとして優勝。今月の選考会で2023年日本代表チーム入りを決めた。
 クリニックには競技に取り組む19人が参加。3人は一人一人に矢を射るリズムや腕の使い方、フォームの改善点を伝えた。焼津中2年の滝本蓮樺さん(13)は「憧れの選手に教えてもらえる貴重な機会。アドバイスを受けて打ちやすくなった」と目を輝かせた。
 杉本選手は「初めて講師に呼ばれうれしい。成長を手助けできれば」と熱心に指導し、山内選手は「教えたことをすぐに実践してくれた」と笑顔を見せた。渡辺選手は「指導を通じ、初心を忘れてはいけないなと感じた」と振り返った。

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