浜名湖のアサリ 資源回復へ連携 湖西で活動報告会

 浜名湖の水産資源回復や環境保全などの活動報告会「環浜名湖未来創造プロジェクト」が23日、湖西市新居町のボートレース浜名湖で開かれた。浜松、湖西両市の関係者約300人が今後の連携の在り方などを探った。

浜名湖の美化活動などを発表するオイスカ浜松国際高の生徒=湖西市新居町
浜名湖の美化活動などを発表するオイスカ浜松国際高の生徒=湖西市新居町

 環浜名湖振興議員連盟が主催した。浜名漁協の渥美敏組合長と徳増隆二監事はアサリの水揚げ量が激減した状況を説明。「アサリが生き残れる環境を守るためやるべきことは多い」とし、すみかとなる海草アマモの再生活動を紹介した。
 浜松ホトニクス社内ベンチャーの松永茂CEOは、光技術でアサリの餌となる植物性プランクトンを生産し、育てたアサリを放流、漁獲する「人工種苗生産」を目指す考えを示した。オイスカ浜松国際高生徒は浜名湖や中田島砂丘などでの環境保全活動を報告した。

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