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大井川水利流量調整協議会 7年ぶり、島田市で開催 維持流量の検証報告

 静岡県は22日、大井川流域の市町や電力事業者が東京電力田代川第2発電所の田代ダム(静岡市葵区)の水利権について協議する大井川水利流量調整協議会の会合を30日に島田市で開催すると発表した。東電が減らせないか検証していた冬期の発電施設維持流量について結果報告する。同協議会の会合が開かれるのは、現在の水利権の内容で合意した2015年9月以来約7年ぶり。
 リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川の減水問題について協議する県有識者会議の専門部会では、JR東海が減水対策として田代ダムの取水抑制案を提案していて、東電の検証結果は同案の成否にも影響するとみられる。
 前回の大井川水利流量調整協議会会合で、配管の凍結を防ぐために、大井川流量が少ない冬場も毎秒1・62トンを取水することで合意。この際、取水量を減らせないか今後10年以内に検証することを確認した。
 田代ダムの現在の水利権は25年12月末で更新時期を迎え、同協議会ではそれまでに、河川維持流量や水利権の許可期間について協議する。

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