環境への責任 企業評価に 静岡で県資源協会が大会

 静岡県環境資源協会(静岡市葵区)はこのほど、環境省が推進する環境マネジメントプログラム「エコアクション(EA)21」の認証取得企業を集めた県大会を同市駿河区のグランシップで開いた。県内企業の担当者ら約150人が参加し、今後の企業経営に求められる環境への配慮や社会的責任について学んだ。

環境経営とSDGsについての講演があった大会=静岡市駿河区のグランシップ
環境経営とSDGsについての講演があった大会=静岡市駿河区のグランシップ

 冒頭で県くらし・環境部の織部康宏理事は「企業の従業員がEAに取り組む共通認識を持ってもらいたい。まずは省エネに取り組み、エネルギー効率を高めて生産性の向上を考えることが大切」とあいさつした。
 環境経営と持続可能な開発目標(SDGs)について講演した同協会の平井一之専務理事は、県内のEA認定取得事業者数が980社で全国1位であることに触れ「環境のためのCSR(企業の社会的責任)にいかに取り組むかが企業評価と直結する時代だ」と強調。「重要になるのは環境と経済を両立させる人材の育成。EAをSDGs促進のツールにしてほしい」と話した。

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