新型コロナとインフル「流行は不可避」 こども病院医師、園職員向けに説明 静岡市静岡医師会が研修会

 新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行と、それに伴う小児科の診療逼迫(ひっぱく)が懸念される冬を前に、静岡市静岡医師会は16日、同市葵区で保育園と幼稚園、こども園の職員を対象にした研修会を開いた。講師を務めた県立こども病院の荘司貴代感染対策室長は「どちらのウイルスも感染力が強く、どんなに対策しても流行は避けられない。職員も保護者も園児もワクチンを接種して備えてほしい」と強調した。

オンライン聴講を含む約60人の職員を前に講演する荘司貴代感染対策室長(左奥)=16日、静岡市葵区
オンライン聴講を含む約60人の職員を前に講演する荘司貴代感染対策室長(左奥)=16日、静岡市葵区

 園では胃腸炎流行時を除いて物品消毒はしないなど業務を削減し、体調の悪い職員がきちんと休める態勢を整えておくことが重要だと訴えた。「休園するかどうかは園児の感染者数でなく、職員の出勤者数で判断を」と助言した。
 「同時流行が起きれば、県内で日に2千人の子が医療機関にアクセスできなくなると想定されている」として、県が勧める「子どもの受診 七つの目安」を紹介。「体調が悪い園児には自宅待機を求めよう。受診を勧めるのは目安に当てはまる時のみ。医療機関に検査を求めてはいけない」と話した。
 園職員から「体調を崩した園児の登園のタイミングは」と質問があった。荘司室長は「風邪症状が落ち着いて、食事や遊びができる状態なら大丈夫」と答え、インフルエンザ流行中の場合は自宅待機の目安を5日間と説明した。
 

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