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公共交通 地域一体で維持 裾野市、5カ年計画案を策定

 裾野市は17日までに、地域公共交通計画案を策定した。2023年度から5年間の中期計画で、基本理念には「地域一体となり持続可能な公共交通を実現する」を掲げた。

裾野市役所
裾野市役所

 人口減や自動車社会が進む中、地方では高齢者や学生、障害者らの「生活の足」になる公共交通網の維持が課題になっている。計画案には「公共交通のネットワーク再構築と利便性向上」「公共交通の認知度向上と利用促進」など3方針に基づく8個の目標を設定。各目標の実現に向け、14事業を列挙した。
 同市ではトヨタ自動車が未来型都市「ウーブン・シティ」の建設を進めている。県外からの来訪者が増える可能性があり、新幹線駅のJR三島駅とのアクセス向上を図る。電車とバスにタクシーを組み合わせ、多様なニーズに対応した移動手段を確保するとともに、総合的な交通マップを新たに作成する。
 市は12月14日までパブリックコメントを募り、来年1月下旬の公共交通活性化協議会で計画を最終決定する。

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