御前崎港の利用促進へ 浜松でセミナー 荷主企業に呼びかけ
静岡県と御前崎、牧之原両市などで組織する御前崎港ポートセールス実行委員会(委員長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の御前崎港セミナーを浜松市中区のホテルで開き、県西部の荷主企業や物流企業に同港の利活用推進を呼びかけた。
県御前崎港管理事務所や御前崎港振興会の担当者が県内唯一の完成車輸出拠点で、大型コンテナ船に対応する同港の利用状況や、荷主企業に対する独自の助成・優遇制度を説明した。実行委副委員長の柳沢重夫御前崎市長は「昨年、開港50年を迎えた。今後も魅力ある港となるよう努力したい」と述べた。
実行委によると、同港の2021年の取り扱い貨物量は前年比約8万トン減の約248万トン。輸出と移出が大半を占め、取り扱いは完成車や自動車部品が中心だった。
円安の動向や日本経済の見通しをテーマにした講演会も行った。新型コロナウイルスの影響で、会場開催は3年ぶり。約150人が出席した。