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一般会計86億円追加 浜松市11月補正 経済、豪雨対策に重点

 浜松市は11日、2022年度の一般会計に86億6500万円を追加する11月補正予算案を発表した。コロナ禍や原油・物価の高騰で打撃を受けた市内経済の振興と、9月の台風15号など豪雨被害の復旧に重点を置いた。18日開会の市議会11月定例会に提出する。

浜松市役所
浜松市役所

 市内の宿泊施設利用者に抽選で利用代金に応じた宿泊クーポンを還元するキャンペーンは、1億3千万円を計上した。来年3月中旬から2~3カ月間の実施を予定している。
 国の臨時交付金を活用し、中小の農水産事業者が省エネ設備を導入した場合の経費や、再生可能エネルギー活用型の電気契約に対する補助金交付に8億6千万円を充てる。
 豪雨により市内各所で相次いだ浸水被害を踏まえ、河川改修計画や浸水対策の検討、河川の土砂しゅんせつなどに計1億7100万円を確保した。
 天竜区緑恵台の崩落土砂の撤去費用など4億3千万円を含め、災害復旧費は30億円追加した。崩落の経緯について第三者による検証を行う費用も盛り込んだ。
 人工衛星からのデータを人工知能(AI)で解析し、水道管が漏水している可能性のある区域を特定する調査の試行費用として、水道事業会計に1700万円の債務負担行為を設定した。

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